何とも不思議な雰囲気の曲ですよね。この雰囲気と「まる木ぶね」が、どうつながるのか分からないと思う方いらっしゃるのではないでしょうか。私もそうでした。
実はこの曲、原題はFrom a Wigwam(ウィグアム)といいます。ウィグアムというのはアメリカンインディアン部族の住居なのだそうです。
☝こんな感じの☝
よく見ると、楽譜の挿絵の左の方にもこのウィグダムがありますね。そう、この曲はアメリカの先住民、インディアンの曲だったのです。
不思議な雰囲気のかっこいい曲なので、頑張りましょう!
この曲は、最初の8小節、それから最後の4小節は右手がメロディです。でも、右手に比べると左手の方が音数が多いし音域も低い。ですから、右手と左手の音量のバランスに気をつけましょう。
右手は、腕の重みを指に載せて、それを鍵盤の奥のほうまで伝えて、楽器をボーンと鳴らすようなイメージで。(分かりにくいですよね💦 ただ、実際にハンマーが弦を叩いている部分は、皆さんが鍵盤に触れているところよりずっと奥の方です。また、実際にビリビリ震えて音を出している弦はさらに向こうにあるので、音を出すときは楽器全体を意識するといいですよ。)
左手のドソの和音は、手のアーチをしっかり作った上で手首や腕はなるだけ楽にして、手首の上下運動を使うと弾きやすいです。これも言うは易しで、なかなか難しいです。最初からできなくても構いませんので、鍵盤の上で自分でいろいろ試してみてください。