ヴァイオリニストの塩野入清美さんを招いての、第一回室内楽講座。おかげさまで無事終了いたしました。
この室内楽講座の趣旨は、まず第一に、生徒さんに室内楽を経験してもらうことです。レッスンでは、実際にプロの演奏家が生徒さんと一緒に演奏しながら室内楽のノウハウについて指導します。
今回は、コロナ禍のさ中での開催だったため、受講生は一人、聴講生二人。そして塩野入先生と私の5人だけの小さな会でした。
曲目はセザール・フランクのヴァイオリンソナタ第一楽章。すごく素敵な曲なのですが、とっても難しい💦 レッスンでは時間の都合上、リハーサルは一切せず、いきなりその場での合奏でした。にもかかわらず、生徒さん、まったく動揺することなく見事に弾き切りました。素晴らしい!!
縦のラインは最初からぴったりでしたので、レッスン内容はいきなり音楽的な内容へ。出だしの雰囲気、音の出し方、ヴァイオリンとピアノのバランスなどについてレッスンを進めていったのですが、ある時生徒さんの音楽が突然がらりと変化した瞬間があって、横にいる私が驚いたほどでした。こういう瞬間は、本当にわくわくしますね。
難曲を演奏した生徒さんはじめ、皆さま、お疲れさまでした。
これからもこのような機会を定期的にもうけて、室内楽の楽しさを多くの方に知っていただきたいと思います。