フランク ヴァイオリンソナタ (ピアノ譜とヴァイオリン譜を見比べてみよう)

レッスンのひとこま

先日開催した第一回室内楽講座のひとこまをご紹介します。

その前に、譜面について少しお話ししたいと思います。

ピアノの楽譜は見慣れているけれど、ヴァイオリンソナタの楽譜はどうなっているの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。下の譜面をご覧ください。

左がピアニストの譜面、右がヴァイオリニストの譜面です。ヴァイオリンの譜面にはヴァイオリンパートしか書いてありませんが、ピアノの譜面では、ピアノパートだけでなくヴァイオリンのパートも見えています。大譜表の上に一段乗っかっているのがヴァイオリンのパートです。

ピアノを弾く人にとって、これはとても有難いことなんですよ。

ヴァイオリンソナタにはピアノパートとヴァイオリンパートがあり、一緒に演奏することで「作品」になります。ですから、それぞれが一人で練習するときにも、相手のパートを含めて音楽を勉強する必要があります。ソロの曲を勉強するときに、右手だけ弾いて「ハイ、完成」とならないのと同じですね。

ピアノの楽譜にはヴァイオリンのパートも含めて全ての音が書いてありますから、自分の譜面だけあればその作品を勉強できてしまいます。それに対してヴァイオリニストさんは、なんと自分の楽譜だけでなく、ピアノ譜まで横において勉強することになるんですよ。そう、私たちは恵まれているのです。

敢えて欠点を挙げるとすれば、ピアノ譜のほうがページ数が多い分楽譜が重く嵩張るので持ち運びが大変なのと、演奏中の譜めくりの回数がヴァイオリニストに比べて桁違いに多くなることでしょうか😊

ちなみに、トリオ(三重奏)、カルテット(四重奏)・・・と編成が大きくなっていっても、ピアノ譜にだけは全てのパートが書いてあります。編成が大きくなればなるほど、どんどん譜めくりの回数が増える仕組みです😊 

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さて、「相手のパートを含めて勉強」とはいうものの、一体具体的にどうすればいいのか。また、相手とのリハーサル(合わせ)まで、一人でどのように練習すればいいのか。それについては別の機会をもうけます。